PROJECT 03
お客様や建築会社からの
厚い信頼を受けて
建設プロジェクトの舞台裏で、設備工事の施工管理者は重要な役割を果たしています。一水工業のプロフェッショナル3名が、自身の携わった現場や仕事への想い、そして会社の魅力などを語ります。
PROJECT 03F社・新工場の機械設備工事
- 所在地
- 山梨県南アルプス市
- 構造
- S造 3階建て 延べ床面積6354.54㎡
- 工期
- 2022年11月〜2023年11月(完工)
半導体装置メーカーの新工場建設における設備工事
山梨を拠点に半導体製造装置を開発・製造・販売するF社が2022年に新工場を建設することとなり、一水工業はその機械設備工事を請け負った。
背景や工事の特徴は?
- この工場はF社が半導体関連市場のさらなる成長を見越し、自社製品の生産ラインをより一層充実させる目的で建設された
- 工場ならではの特殊な設備が必要な工事だった
施工管理を担当したのは、技術部の荒井勇樹。
A ・新工場の空調や換気設備、給排水衛生設備、また、生産ラインにおけるエア配管(圧縮された空気を送るための配管)や真空配管(真空状態を保つための配管)などの設備工事を行いました。工期は2022年11月から2023年11月までの1年間。現在は完工(工事が終わっている状態)しており、工場はすでに稼働しています。
実際の仕事内容について聞いた。
A ・現場代理人(工事現場の責任者)の立場で、施工管理、安全管理、品質管理、予算管理などを行いました。具体的には施工図の作成や実施される施工業務の準備、工事計画、確認などです。
施工図は施工業者(職人)が作業をするために必要となる図面で、部材の種類や寸法などが細部にわたり記載されている。今回の工事にあたっては数十枚の施工図を作成した。
A ・作成にあたっては、設計図に示された内容に基づきお客様と打ち合わせを重ねていきました。施工図が出来上がったら各業者に配布して説明をし、認識合わせと調整をします。今回一水工業が連携した協力会社は十数社。そのすべてと一気にやり取りが始まったので、その時期は毎日が非常に忙しかったです。
一声掛けることで工事がスムーズに!
コミュニケーションの重要性
今回の仕事において、こだわったポイントを聞いた。
A ・お客様とは何度も綿密な打ち合わせを行い、より良いものを作れるよう努力しました。また、現場ではさまざまな業種の協力会社が入り組んで作業をしています。そのため、何かのときに一声掛けることを心掛けました。その一言がなかったがためにトラブルになってしまうことは、実際によくあることなので。
必要な場面で必要な声掛けを行ったことで、特段のトラブルもなく工事は完了したと話す荒井は、ここでコミュニケーションの重要性を改めて強調する。
A ・相手がある仕事ですし、現場によっては何十人もの人を使っていかなくてはなりません。人付き合いは難しい部分もありますが、私自身は楽しみながらやれています。皆さんにもそのように向き合ってもらえたら。
一水工業は常に前進している会社
荒井は勤続28年。施工管理のキャリアは、まさに一水工業の中で積み重ねてきた。改めて、仕事と会社への想いについて聞いた。
A ・設備工事というのは、人々のライフラインに関わる世の中になくてはならない業種です。これからもなくなることはないですし、施工管理の技術と知識を身につければどんどんキャリアアップしていける、とても将来性のある仕事だと思っています。
そして一水工業は、お客様や建築会社さんから厚い信頼を頂いている会社です。労働環境や安全管理の面も、世の中の流れに合わせた環境がきちんと整っていて、長年勤めている私から見ても、一水工業は常に前進している会社だなと実感しています。
私自身の今後の目標は『危ない』『仕事がきつい』という業界のネガティブなイメージを払拭できるような環境作りに貢献していくこと。施工管理は簡単な仕事ではありませんが、無事に完工したときの達成感は格別です。こうしたやりがいや面白さを、もっと多くの若い方に理解してもらえるような環境を作っていけたらと思っています。